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奥住業務管理部部長による基調講演 [国際会議IEEE SSRR2023]
(2023年11月14日)

米国IEEE(アイ・トリプル・イー:Institute of Electrical and Electronics Engineers)による国際会議SSRR2023(International Symposium on Safety, Security, and Rescue Robotics: SSRR)は、福島県Jヴィレッジで2023年11月13日~15日の3日間にわたって開催されました。IEEEは、米国に本部を置く世界最大規模の電気電子学会です。SSRRは、ロボットを中心とした災害対応技術開発をテーマとする国際シンポジウムとして2009年から開催されています。今年の開催場所である福島県のJヴィレッジは、福島第一原子力発電所の事故の最前基地として利用されていました。

会議二日目の11月14日、奥住業務管理部部長は基調講演を行い、IRIDの紹介をはじめ、福島第一原子力発電所の廃炉の現状と研究開発の課題について発表しました。特に、燃料デブリ取り出しに向けた原子炉格納容器内の調査ロボット、燃料デブリ試験的取り出しのためのロボット開発について説明しました。

この国際会議では、国内外から災害対応に特化したロボット開発の研究者が集まり、基調講演には、アメリカ、ドイツ、デンマーク、日本をはじめとする約30名の研究者が熱心に聴講し、福島第一の廃炉ロボットに関する技術開発を紹介する貴重な機会になりました。

また、会議一日目の夜は、2011年に発生した東日本大震災と福島第一の事故当時の経験を伝える語り部講話が参加者に向けて行われました。さらに、JAEA楢葉遠隔技術開発センターや福島ロボットテストフィールドの視察なども企画されました。

今後も、IRIDでは、福島第一の廃炉に向けた情報発信を続けてまいります。

*国際会議 IEEE SSRRの詳細はこちらをご覧ください(英語のみ)。
https://ssrr2023.org/

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    奥住業務管理部部長による講演

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