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「サイエンスアゴラ2016」への参加(2016年11月5 ~6日)
~廃炉ロボットの出展と研究開発課題の概要説明~

2016年11月3日~6日の4日間にわたって開催された「サイエンスアゴラ2016」において、文部科学省と科学技術振興機構が出展するブースで5、6日の2日間、IRID組合員であるアトックス、三菱重工、東芝が廃炉ロボットの展示・デモンストレーションなどを行いました。
また、6日に開催されたセッション「語り合おう 廃炉の今」において、当組合の奥住直明・開発計画部部長が「廃炉に向けて取り組むべき研究開発課題の概要」と題し、IRIDの事業概要や取り組む研究開発の概要について講演を行ったほか、セッションに参加した方たちと質疑応答を行いました。

開催日時:2016年11月3日(水)~6日(日) 10:00~17:00(最終日16:00まで)
     ※IRIDの参加は、5~6日の2日間
開催会場:東京・お台場地域
主  催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、文部科学省

このワークショップは、産業界や政府、大学等で研究開発に携わる人たちを対象に開催されたもので、ロボット技術の原子力施設への適用性について意見交換を行ったほか、米国・スリーマイル、英国・セラフィールド、日本・福島第一など、これまでにロボットを適用して得られた技術の知見等について情報の共有化を図りました。

<IRIDの廃炉ロボット展示内容/「知ろう 廃炉の今」ブース>
○アトックス(11月5日)
 福島第一原子力発電所内に設置されているフランジタンク底部に堆積している沈殿物を遠隔操作により
 水中で除去する「タンク内底部洗浄装置」の展示・デモンストレーション。
○三菱重工(11月6日)
 災害現場における高い走破能力を有し、周辺環境情報の収集をおこなう「桜Ⅱ号」(防爆仕様)の展示・
 デモンストレーション。
○東芝(11月5、6日)
 福島第一のPCV内部調査に投入する予定の「遠隔操作ロボット(通称:サソリ型ロボット)」の展示
○パネル展示(11月5、6日)

<「語り合おう 廃炉の今」セッション>
○講義 「福島第一原子力発電所の現状と課題について」 (東電HD)
○講義 「廃炉に向けて取り組むべき研究開発課題の概要」(IRID)
○グループ討議と発表
 課題1:廃炉の炉内調査ロボットにはどのような機能が必要か
 課題2:燃料デブリの調査、推定をどのように進めていくか
○質疑応答

今後もイベントへの出展をはじめ、IRIDの研究開発の内容をわかりやすくお伝えしていきます。

  • [写真]クリックすると大きいサイズの画像が開きます。

【写真】

  • 「知ろう 廃炉の今」
    ブース

  • 東芝・遠隔操作ロボット
    (通称:サソリ型ロボ)

  • アトックス・タンク内底部洗浄装置

  • 三菱重工・桜Ⅱ号

  • 「語り合おう 廃炉の今」
    セッションで講演する奥住部長

  • 「語り合おう 廃炉の今」
    セッション質疑応答

活動報告