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奥住業務管理部部長による大学での講義 [早稲田大学大学院「地盤工学特論」]
(2024年1月19日)

早稲田大学大学院理工学研究科の小峯秀雄教授指導による講義「地盤工学特論B」(2023年度)では、福島第一原子力発電所の廃止措置にかかわる様々な分野の講師陣を招いて講義を行うオムニバス形式の授業が行われています。

本講義は、文部科学省の研究プロジェクト「福島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取り出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プログラム」の支援を受けており、福島第一原子力発電所の廃止措置を事例として取り上げています。

1月19日、「地盤工学特論B」の一環として、奥住業務管理部部長は、IRIDが実施した福島第一の燃料デブリ調査と燃料デブリ取り出しに向けた技術開発の状況について講義を行いました。また、原子力発電所の構造や日本における原子力業界の状況など廃炉を取り巻く背景についても説明しました。

授業には、早稲田大学大学院の学生だけでなく、東京理科大学大学院の学生も参加し、講義の後は、講師と受講生とのブレインストーミングを通して、多岐にわたる議論を行うことができました。

小峯教授の研究室では、超重泥水(水、バライト、ベントナイトを成分とした土質系材料)の研究開発を実施しており、福島第一の廃炉に向けた活用を研究しています。当組合が実施したIRIDシンポジウムの学生発表会においても、その研究成果は評価され、2022年のIRIDシンポジウムでは、早稲田大学大学院の学生発表は優秀賞を受賞しました(発表タイトル「燃料デブリ中間保管施設に活用する超重泥水の熱特性評価」)。

  • 講義日時: 2024年1月19日(金) 17:00~18:40
  • 講義場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス(新宿区大久保)

福島第一原子力発電所の廃炉は、長期間にわたる事業であり、廃炉に関わる人材を育成することは重要な課題です。今後もIRIDでは、大学など学術機関と連携して廃炉の研究開発に向けた取り組みを積極的に発信し、人材育成に力を入れてまいります。

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【写真】

  • 早稲田大学大学院 小峯教授

  • 「地盤工学特論B」講義光景

  • IRID 奥住業務管理部部長

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