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東京工業大学とのスモールワークショップの開催(2018年12月26日)

2018年12月26日、IRIDは、東京工業大学による「廃止措置技術・人材育成フォーラム」の場で東京工業大学とのスモールワークショップを開催しました。東京工業大学とのワークショップの開催は今回で3回目となります。当日は、IRIDメンバーと産学界、東京工業大学の先生、学生など約70名が参加しました。

ワークショップでは、IRID側からは奥住開発計画部部長による「IRIDにおける1F廃炉の技術開発の状況」、木下福島技術部 チーフプロジェクトマネージャー(日立GEニュークリア・エナジー)による「1F-1のPCV内部詳細調査-潜水機能付ボートの開発状況」の説明を行いました。また大学側からは、東京工業大学における人材育成活動及び基盤研究について講演いただきました。質疑応答の中では研究内容に関する議論や福島廃炉に向けた人材育成についての意見交換を行いました。

この活動を通じて、福島の廃炉に向けた研究を行っている大学との連携強化がはかれ、また若手研究者とのコミュニケーションを深められる貴重な機会を得ることができました。

IRIDは引き続き、大学等との連携を積極的に進めていきます。

開催日時:2018年12月26日(水) 13:00~17:30
開催会場:東京工業大学 大岡山キャンパス

開催目的:今後30年以上要する福島第一原子力発電所の廃炉事業、及び研究開発プロジェクトを進めていくためには、中長期的な視点で人材を確保し、育成していくことが必要です。本ワークショップは、文科省の廃炉・人材育成プログラムに取り組んでいる東京工業大学との情報共有及び意見交換を通じて、大学との連携強化と若手の人材育成を目的に開催したものです。

<IRIDからの報告内容>
・IRIDにおける1F廃炉の技術開発の状況 
・1F-1のPCV内部詳細調査-潜水機能付ボートの開発状況

<東京工業大学からの報告内容>
・シビアアクシデント後の遠隔計測技術
・難分析各種分析
・材木の除染技術
・天然鉱物を利用したCs、Sr回収・固定化技術
・土壌の汚染除去と回収・固化技術
・デブリ取り出し時の未臨界確保方策
・デブリ取り出し時の再臨界事故解析
・東工大における廃止措置工学人材育成活動

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【写真】

  • IRID奥住開発計画部部長

  • 日立GEニュークリア・エナジー 木下福島技術部チーフプロジェクトマネージャー

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