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福島第一原子力発電所 建屋内で活躍するロボットについて
「Rosemary(ローズマリー)」&「Sakura(サクラ)」
~ ロボットが撮影した原子炉建屋(1号機)内部の映像 ~

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業を進めていくにあたっては、高い放射線量のために人が立ち入れない場所が多くあります。そのため、人に代わって働くロボットが活躍しています。

これまで色々なロボットが投入されてきましたが、ここでは、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋内で主に放射能の線源調査などを行う「Rosemary(ローズマリー)」と「Sakura(サクラ)」と呼ばれるロボットを取り上げ、建屋内の様子やロボットが調査する様子を映像でご紹介いたします。

これらのロボットは、もともと千葉工業大学(千葉県習志野市)によって開発されたものですが、その後、国の補助も受け、IRID(担当:日立GE)が放射能の線源調査などを行えるよう改造したものです。

原子炉建屋内の線源調査にあたっては、英国製のガンマカメラ(N-Visage)という特殊なカメラを使用します。これを「Rosemary(ローズマリー)」に搭載して調査を行いますが、「Rosemary(ローズマリー)」には、有線で運用するために必要となる通信ケーブルの巻き送り/巻き取り装置を設置するスペースが確保できないため、無線通信で運用することになります。

しかし、原子炉建屋内は無線通信インフラが整備されていません。そこで、無線の中継機となる「Sakura(サクラ)」を支援ロボットとして投入します。こうして、「Rosemary(ローズマリー)」は「Sakura(サクラ)」のサポートを受けながら原子炉建屋内での調査を行います。

以下の映像は、「Sakura(サクラ)」から「Rosemary(ローズマリー)」を撮影したもの、またその逆のものです。
※作業記録用のため画質は荒くなっています。また、編集にあたっては動作を約10倍速に上げています。

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【写真】

  • ローズマリー本体

  • サクラ本体


【動画】