TOP > 研究開発 > 福島第一原子力発電所 建屋内で活躍するロボットについて(その3)水中遊泳ロボット(げんごROV)& 床面走行ロボット(トライダイバー)

福島第一原子力発電所 建屋内で活躍するロボットについて(その3)
水中遊泳ロボット(げんごROV)& 床面走行ロボット(トライダイバー)
~ ロボットが撮影した2号機のトーラス室(水中)の内部映像 ~

福島第一原子力発電所の建屋内で活躍するロボットの第三弾として、日立GEニュークリア・エナジーが開発担当した「水中遊泳ロボット(げんごROV)& 床面走行ロボット(トライダイバー)」をご紹介いたします。

2014年7月、2種類のロボットで、2号機トーラス室の壁面にある配管貫通部(5箇所)の「状況確認」と「流れの有無」について調査を行いました。

「げんごROV」は、げんごろうのように水中をスイスイ泳ぎ、搭載したカメラで貫通部の状況とトレーサ(※)散布による流れの有無について確認しました。
「トライダイバー」は、超音波ソナーを発信してトレーサの流れを計測しました。
(※)トレーサ:粘土系粒子

その結果、カメラによる調査では、壁面貫通部周辺での著しい損傷は確認されませんでした。またトレーサ散布調査でも、壁面貫通部周辺での流れは確認されませんでした。
5箇所ある貫通部のうち1箇所で実施した超音波ソナーによる調査においても、同様に流れは確認されませんでした。

今回の2号機トーラス室壁面調査結果については、添付資料をご参照ください。

 

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【写真】

  • 水中遊泳ロボット
    (げんごROV)

  • 床面走行ロボット
    (トライダイバー)


【動画】